今季のシュタインのキーワードは「重さ」──しかし決して、物質的な重量感ではなく──だという。それはつまり、雰囲気の違いとして醸しだされるものだろう。たとえば同じ言葉を口にするとしても、経験や深い理解に裏打ちされた言葉には、不可視の厚みを帯びた「重さ」が違いとして感じられる。したがってこの「重さ」は、春夏ゆえの軽やかさと相矛盾するものではないのかもしれない。
リラクシングなシルエットを基調に
シルエットはシュタインらしく、ドロップショルダーでオーバーなサイズ感、重力に従いつつも身体と呼応してそれを包み込むようだ。スタンドカラーで重厚なムードに仕上げたロングコート、ボックスシルエットのテーラードジャケット、身幅を大きくとったダブルブレスト仕様のジレ、あるいはさらりと柔らかなコットン・リネン混のジャンプスーツなど、いずれもリラクシングなシルエットで仕上げられている。
多層性の戯れ
「重さ」を、ある部分では多層性と言い換えてもいいかもしれない。たとえば、フロントを二重で仕上げたトレンチコート。あるいはブラウンを主体としたチェックのステンカラーコートなどは、サイドに大胆なスリットを設けるとともに、前後に動かすことでアレンジの可能なライナーを組み合わせており、表情を大きく変えることができる。
レザーの重厚感
今季は、ウェアの素材のひとつに本革を採用。オーバーなサイズ感のシングルブルゾンやシャツ、すっと直線を描くパンツには、しっとりと柔らかな質感のシープレザーを用いた。本革ならではの重厚感と、着用するうちに現れるであろう経年変化は、合成皮革とは異なる「重さ」の雰囲気を醸し出しているといえるだろう。
ロレックス デイトナ価格推移 URL 2022年01月14日(金)10時40分 編集・削除
既にご存知の方も多いでしょうが、ロレックスの数ある人気モデルの中でも抜群の資産価値を形成しているのがデイトナです。